【湯河原】湯河原の秋の一大イベント「灯りの祭典」
湯河原の秋の風物詩「灯りの祭典」
湯河原温泉では花火大会、サンバカーニバルなど一年を通して様々なお祭りが開催されるのですが、秋の湯河原名物と言えば、「灯りの祭典」。毎年行われるお祭りで、今年は町立湯河原美術館や街道沿いの泉公園などが会場になりました。灯りの祭典には、和傘のイルミネーションや竹をくりぬいて作る竹灯籠などが並びます。
私もお宿の色浴衣のまま繰り出しました。
迫力満点!名物「天筒花火」
天筒花火は、20時に始まります。灯りの祭典の中でも、手筒花火は湯河原ならではの圧巻の花火。この天筒花火を楽しみに、毎年この時期に湯河原を訪れるファンもいるほどなのだそう。
手筒花火はその名の通り、人が手で持って行う花火。“手にもってする”というので、よくある手持ち花火の豪華版のようなものをイメージしていたのです。
実際の天筒花火がこちら。想像していた以上の迫力に驚きました…!
吹き上がる高さは、10メートル弱くらいでしょうか。“手持ち”というよりも“抱えて”いるのですね。写真からもわかるように、花火との距離がとても近い!
天筒花火は、竹筒に麻縄を巻いて、毎年手作りされています。竹筒は上部だけに穴をあけているので、上にだけ花火があがるのですって。
天筒花火の〆が特に大迫力
天筒花火は、全部でおよそ100本ほど。その手筒花火の締めには、特別な3本の手筒花火が登場。
動画を見ていただけばわかるように、上からだけでなく下からも花火が破裂するのです。通常の天筒花火は竹筒の上部のみに穴を開けています。
この特別な竹筒は下部にも穴をあけておくことで、最初は他の天筒花火と同様に上から花火が吹き上がり、最後に下からも花火が吹き出すという仕組みになっているのだそう。
知らずに見ていたので、すわ事故か!?と思ったのですが…近くにいたお祭り常連のお客さんから、これが定番なのだと教えてもらいました。
天筒花火の実物がこちら。スタッフの方々は、これを持って花火をあげているわけです。これはすごい!
灯りの祭典で使われた天筒花火の竹筒は、縁起物なのだそう。花火の後には、使用済みの天筒花火を購入することもできます。
打ち上げ花火も上がる
天筒花火のあとには、打ち上げ花火も上がります。流行りの曲をBGMに、会場全体が盛り上がっていましたよ!
湯河原の秋の風物詩「灯りの祭典」。年に一度の迫力のあるお祭りを、ぜひ来年見に行ってみてくださいね!
湯河原町「灯りの祭典」
毎年9月末頃に開催